Interview by Tomiyo Saiwai

「愛をもって美を伝える」という理念をもつアイビー化粧品、販売会社の営業所をされている丸山美里(まるやま みさと)さん。

商品の販売だけでなく、美容指導、スキンケアアドバイザー、またメイクアップアーティストとして、お客様のお肌の悩み相談にのり、その方がより美しくなっていくことをサポートし、これまで多くのお客様の笑顔の瞬間に立ち会ってこられました。

「相手のことを想うから、この商品を伝えたい!」という想いが内側から沸き起こる、こんな風に思える最高の仕事に出会えたこと、アイビー化粧品に心からの感謝を感じておられることが美里さんのお話から伝わってきます。

そんな情熱的な美里さんですが、アイビー化粧品に出会う前までは、美容の世界は興味がなく、ましてや化粧品の販売を仕事にするなど、全く考えもしなかったというから驚きです。

今日は、丸山美里さんのインタービューを通して、「アイビー化粧品を大切な人、そしてたくさんの人に届けたい」という想いの根源と、このお仕事を通して起きた人生の大きな変化の物語をご紹介します。

※アイビー化粧品、以下、アイビーとして省略している箇所があります。

体育学部出身、真っ黒に日焼けした肌は、冬は乾燥で粉吹き芋のようだった

ー美里さんは、中学時代からテニスの選手として、なんと、全国大会へ出場されるほどの腕前とのことですね。このバリバリの体育会系の美里さんが「化粧品販売」に興味をもたれたきっかけはどんなものでしたか?

実は、美容に興味を持つも何も、全く縁遠い世界のものだったんですよ。

大学時代は化粧と私服が禁止でした(笑)

特に出産後は、ホルモンバランスが乱れて、さらに悪化して、、気づいた時にはシミ、ソバカスが頬一面に広がっていて。。何を使ってもさほど変わらないし、とりあえずできるだけカバーしよう!って。私の肌ってこういうものだしって思っていました。

多分、完全に諦めていたんでしょうね。

そんな時に、母の知り合いの紹介でアイビー化粧品の営業所の方がメイクモデルを探しているとのことで、私にお願いできないか?って声がかかったんです。

私にアイビー化粧品を勧めてくださった方、今の私の上司になるのですが、その時「お肌が可哀そう」っていわれたくらいだったんですよ(笑)

そして、初めてアイビーを試して、肌にのせた時「あれ?今までと何かが違う」って思ったんですよね。

それがアイビー化粧品を使い始めたきっかけです。

大学生の頃

ーなるほど、メイクモデルにお声をかけられたことがきっかけで、お肌の美容に関心を持ち始めたということですね。そして、その後、営業所として商品を広めていく仕事を始めていかれたんですね?

はい。

ずっと製品が好きで、愛用者としては浮気もせず使い続けていたのですが、仕事にしようと思うまでには時間がかかりました。

10年たった時にきっかけがあって、ちょうど自分の子育ても落ち着いてきたところだったので、少しずつ気持ちがシフトしていった感じなんですよね。

でも、最初は全く思ってもみなかったですよ、私が化粧品を販売するだなんて!

だって、なんていうか、お化粧品の販売って怖くないですか?

ー…………….確かに、なんとなく。うっかり心を許すと高いもの買わされそうですよね(笑)

そう、そうなんです!私、滅茶苦茶、警戒心が強いので(笑)

アイビー化粧品は店頭販売がなくて、これは経営理念の意図があるからなんですが、「人から人へ」対面販売を主としているんです。愛用している方が製品を好きになって、体験談から口コミや紹介で広がっていく感じなんです。

でも、正直、化粧品とか勧めたりしたら、嫌われて友達失くすって思っていましたから(笑)

ー(笑)

それに、派手めな顔のせいか、社交的で行動力があるように見られることが多いんですけど、実は、人との関わりが苦手で、心を閉ざしがちだったんです。

しかも、とにかく家が好きなので、休みの日はほぼ家から出ません(笑)

だから、今の自分がこんな風になっているなんて、本当に考えもしなかったです。

アイビーに出会って16年、営業所としての仕事は6年目になるという美里さん。上司の「一緒にアイビーをしよう」というお誘いを断り続けて10年。

ご自身でも驚かれるほど、今はアイビー化粧品への想いを熱く語っている美里さん。

彼女が少しずつ、これをお仕事にしたいと思われていった軌跡をお尋ねしました。

アイビー化粧品セミナーにて

「ファンデーションって隠すもの」というのは大きな間違いだった

アイビー化粧品には信頼をよせ続けていた、でも仕事にはしたくない、そんな美里さんに、またまた現上司の方からお声がかかります。

ちょうど10年経ったころに、私にアイビーをすすめてくださった方が、営業所から「販売会社」にするという大きなチャレンジをされることになったんです。

その時に、いろいろなアイビーのセミナーや研修があり、それに協力する形で参加する機会が増えたんです。

そのセミナーは化粧品の知識を学ぶものだけでなく、アイビー化粧品の創業者の経営哲学から自己について学ぶ「気づきの研修」という「自分の心のあり方」について学ぶものまでいろいろありました。

それで本当にすこーしずつですが、アイビー化粧品が何故こんなに良いと感じるのか?

どうしてこんなに結果に結びつくのか?がわかってきたんですよね。

現上司の方が販社設立された時

そしてたくさんの学びの中で特に驚いたのが「ファンデーションって隠すもの」ていう考えが「間違っている」って初めて気づいたことです。

ー……..私も、隠すものって思っているんですが、ちっ違うんですか?

違うんですよ(笑)

アイビー化粧品が目指している肌は「美しい」ではなくて「健康」なんですね。

お肌は年齢や様々な環境によって変化していきますが、お肌の健康な状態を維持していくために、肌の足りなくなったものを補い、その状態を保つという考え方なんです。

これは他社とは全く違うアプローチで、乾性肌の方も脂性肌の方もその年齢で最高に美しく健康的な普通肌をめざしたお手入れ方法を提案しています。

だから、化粧品として肌の素性成分である水分、油分、タンパク質に着目した製品づくりをしているんです。

ーなるほど、今までは不足しているものを補わなきゃという気持ちでお肌のケアをしていたのですが、肌の健康な状態を保つために肌の栄養素を取り入れて育てていくという食事に近い感覚になってきました!

必要な栄養が補われることでお肌は健康な状態を取り戻します。

昔はファンデーションを重ねて重ねて隠していたんですが(笑)

アイビーでのファンデーションの目的は、素肌をより活かすものという考えなんです。

ー隠す必要がないというのは、お肌がよりよく育っていき、素肌に自信がついていくからこそ、そう表現できるんですね。

もともと、人間には自然治癒力が備わっているので、「お肌が本来持っている力を引き出す」ことを目的としているのも製品の特徴の1つなんです。

ーわかります。新しい医療の考え方にもありますね、人の中には、自然に治そう!健康になろう!って力が眠っていると言われていますね。お顔のお肌もそれと一緒なんですね^^

つい顔だと衰えていくことを気にしてしまいますが、本来はその力があるんですよね^^

ちょっと嬉しくなってきました(笑)

工場見学で確信したアイビー化粧品に込められた想い

埼玉県にある工場に見学に行ったことがあるんです。アイビー化粧品は化粧品の研究開発から製造、物流、販売に至るまで、すべて自社でやっているんですが、この全てを自社で行っているというのは、業界の中でも1%ほどなんです。

だからこそ安心、安全で効果を追求した製品が作り続けられているんだ思います。

創業者の理念、そして一人でも多くの方がアイビー化粧品と出会い「たった一度きりの人生、豊かで幸せな毎日を過ごしてほしい」という思いが、研究開発の社員の方から商品へ、その商品を販売する人にまできちんと届くようになってるんだと思うんです。

現在の社長・白銀社長と一緒に

もともとアイビーは45年前に創業したのですが、当時は化粧品公害が問題になっていた時代だったそうです。綺麗になりたいと化粧品を買って使っていた女性たちが、次々に悪い成分で肌がトラブルを起こし、美しさを失い、また絶望感に陥っていた。

その当時、創業者は癌を患い死を考えることにまで至った経験から、「生かされた自分の命を使って、人の役に立つ人生を送りたい」という想いで、この会社を創業されたそうなんです。

ーなるほど、だから化粧品としての美しさの基盤は「健康であること」そして「健康を促進する化粧品であること」を大事にしているというわけですね。

そうなんです。だから、工場見学に行ったとき、研究員の方から「この化粧品を使うすべての人が真の美しさを手に入れてほしいと、作り手が共通の想いを持って商品を研究開発している」というお話を聞いて本当に感動したんですよね。

さらに機械だけに頼らず、あらゆる工程を人の手をかけている現場を見て、製品を本当に大切にしていることが伝わってきたんです。

私たちが帰るときも、工場の方全員が仕事の手をとめて、外に出て手を振って見送ってくださって。

その時に、涙が出てきて。

私がこの化粧品を使ってくれていることに「本当にありがとう」って感謝してくださっていることが伝わってきました。

だから、私がこの人達の想いを丁寧に伝えていかないといけないんだなぁって思ったんですよね。

埼玉県美里町にある工場にて

怖かった化粧品販売。勇気をふるって一歩を踏み出した。

絶対、化粧品販売はやりたくないという気持ちが一変して、「これは私だけにとどめていてはいけない」と工場の皆さんの想いを胸に、アイビー化粧品の販売店の営業所としての営業を決意した美里さん。

「伝えるなら、本当に大切な人に伝えたい」とお友達に声をかける時も、とても勇気がいったそう。

私自身はアイビーへの信頼や確信はあるけれど、いざ誰かに伝えるとなるとやっぱり何かと気を使わせるんじゃないか?とか、相手に何か負担をかけちゃうんじゃないかとかね、いろいろ考えましたね。

大きなチャレンジを1年かけてして、達成してランクアップしたときの研修後の写真

ところが、私の不安は取り越し苦労で、伝えたお友達が本当に喜んでくれたんです♡

彼女はその後、使っていたお化粧品一式をアイビーに変えてくれたんですが「こんなに楽しい40代が待っているなんて思ってもみなかった」とまで言ってくれているんです。

その友人は今では一緒に販売する仲間になりました♪

ーよかったですね。一歩踏み出されたこと!

そして、このお友達の言葉から、人が肌の健康を取り戻し、天然の美しさを実感していく、このことが、本当に心の幸せと人生の喜びに変えていけることがわかりますね。

本当にお客様の喜びの声が、自分の人生を豊かにしてくれるのがわかります。

「もっと早く知りたかった」とか、「正直、諦めていた」とかそんな声を聞く度に、いつも励まされます。

自分の肌にあうものをずっと探しているという人もいれば、こだわって使っていても、「現状維持できているから大丈夫」っていう方もいる。でも実は、お肌の悩み事って尽きないくらい、みんな持っているんだなぁって思うんです。

ー確かに、維持できればそれで十分で、それはそいうものだって。。思っているかもしれないですね。

そして、綺麗になることに興味はあり続けるけれど、年をとるほど、年々悩みが深まる(笑)

営業所の仕事をやり始めてアイビー愛用歴40年以上の方と出会うことがあって、その方々が驚くほどお美しくて♡

そして、本当に年齢不詳なんです、70代、80代の方もいくつなのか全くわからない(笑)

そして何より、その方の生き生きしたお姿が、ますますわたしの仕事に対する確信を増やしてくれています。

アイビーがくれた贈り物

さっきもお話したんですけど、私、本当に自分に自信がなかったんです。

ずっとテニスしかやってこなくて、もちろんテニスはある程度、自信があったんですけど。個人プレーの勝負の世界で生きてきて、ずっと人は敵だって思ってましたから(笑)

中学の頃からテニスを始めて、当時は指導者からの暴言や暴力があって、本当に怖かった…

それが当たり前でしたしね、そういう時代だったんですよね…

なので、そのころから、傷つくことを恐れて本心が言えなかったり…一生懸命に元気で明るい自分を演じていた時もありました。

大学の頃は典型的な体育会系の人間関係の中で辛い思いもたくさん経験して、どう自己表現したらいいのか分からなくなって、人と関わることに自信が持てなくなってしまったんだなぁって今なら思います。

大学を卒業して、就職して、しばらくして競技は引退しました。テニスのない私には、特になんにもない。次の目標もやりたいこともなくて、燃え尽き症候群状態でしたね。

本当に心をひらけるのは母と限られた友人だけで、本当に狭い交友関係の中で生活していました。

それがとっても居心地良くて。結婚して子供ができたら、ずっと家にいるのが普通でした。

行動力があって、社交的で…って思われることが多いんですが、実は全然違うんです。

そんな自分自身のギャップがすごく嫌だと感じることもありました。

でも、そんな自分を変えようとか、変えられるとも思っていなかったのですが、アイビーのいろいろな研修で学んでいくうちに、少しずつ、心が変化していきました。

アイビー化粧品の「アイ」は「愛」っていう意味なんですが、この愛は「自分のことを大切にする愛」なんです。自分自身を大切にする、だから目の前の人のことを大切にできる、この想いが、私が自分を嫌いだったところから、少しずつ「自分が好きだ」って自分自身に愛をもてるようになっていきました。

年齢を重ねても「今が一番!今の自分が一番好き!」と思えるのは、アイビーに出会えたからだと本当に感謝しています。

これからは、私との出会いから、私と同じように「アイビーに出会ったことで人生が変わった!」という人を作っていきたいですね。

テニスで全国大会まで出場するほどの精神力を持つ美里さん。自分の弱さに負けたくない「己に勝つ」という勝負に挑んできた。そんな優秀なスポーツ選手としての顔と、辛くてもテニスを頑張るのは、勝った時の父と母の喜ぶ顔がみたかったからと話す美里さんからは、彼女がほれ込んだアイビー化粧品と共通点がみつかる。

それは、良いものを創るために妥協しないという強さと、人の喜ぶ顔をみるためにやり遂げること。

まとめ

過去に人間関係、友達付き合いで経験した苦悩と、そこからくる自己否定と自分自身に対する諦めの気持ちをずっと抱えてこられた美里さん。

そんな彼女のこころに一番響いているのは、「人と人の関わりが一番大事、そして心の繋がりが一番大事である」というアイビー化粧品の経営理念。

砂漠に水が浸透するように、彼女のこころの乾いた部分は、「人を大切にしたい」というアイビーの想いを全身で吸収してきた。

ずっと、人への愛情を表現したくてたまらなかった、でも、できなかったジレンマを感じ続けた青春時代。

ずっと感じないように蓋をしていた心はやがて乾いてしまっていたが、ある計らいが、心の扉を開く鍵を手渡した。

そうして、砂漠で見つけた井戸が堰をきって水を放つように「人を大事にしたい、人と繋がりたい」という純粋な想いが彼女の心に溢れだし続ける。

多くの女性が毎日使う日常品としてのお化粧品が、製品に込められた愛の力で、一人の人の人生に大きな影響を与え、人生を変えるという経験にまで導いた奇跡の物語。

愛とはなんと偉大なものなのかと知らしめられ、そのことに感謝を感じざるを得ない。

アイビー化粧品に込められた想いがこれからも広がっていくことを願って。

https://www.happycreatelab.com/interview-service-that-navigates-you-with-intuition/